施術の流れ

はじめに問診にて主訴(いま一番困っていること)をうかがいます。次にそれらの情報から考えられる病理状態と照合しながら脈診や切経をし、ある程度の病理構造を想定します。鍼や灸によって治療に入りますが、場合によっては気功や導引を施して、その主訴に対する効果や脈、ツボの反応、表情の変化、によって想定していた病態の是非をみます。

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FLOW

施術フロー

Step 1 : 問診(カルテ記入)

問診

主訴やこれまでの経過、生活習慣のを把握を致します。

受診理由を伺います。主訴は何か、随伴症状、病歴や嗜好品、運動・睡眠・食生活、併用薬など一般的な事に加えて、東洋医学的な問診である「寝付きはいいのか、夜中に目は覚めるのか、咽喉の乾き、食欲から消化力、排泄物、手足の寒熱、月経異状など」重要な情報を収集いたします。

Step 2 : 脈診(切診)

脈診

問診などで得られた情報を基に考えられる病態と照合しながら、いま表に現れている症状、と隠れていて健康を邪魔している要因を探ります。

脈診は身体の五臓六腑、十に経絡、胃を中心とした全体エネレギーの強さとバランスを詳らかに診せていただきます。脈診は東洋医学の神髄であり集合的無意識によって得られる情報です。
*実際には、カルテ記入→脈を拝見する→詳細な問診を行う、という順番になります。

Step 3 : 状態把握
(ツボや経絡)

接診

ツボや経絡の状態を観察しながら再び先の情報と照合します。

先の問診や脈診で得られた情報を基に、想定した病理とここで観察した背部との整合性を診てゆきます。

Step 4 : 施術

施術

はじめに鍼を使うことが多いのですが、必要に応じてお灸も施します。

既に決定された配穴処方にあわせて鍼やお灸を施します。鍼は全て一回限りの使い捨てです。せんねん灸は使用いたしませんしお灸で火傷の痕が残る様な方法は多様いたしません。もし灸痕が残すくらいの治療が必要な場合には、漢方薬を飲んだ方が良いケースも多々ございますので、ご相談させていただきます。また、医療機関などで漢方薬を処方されている場合には、どうぞご遠慮なくご相談下さい。

Step 5 : 病態説明

病理説明

問診と治療による把握できた内容を東洋医学的病理に基づいて解説いたします。

治療は終わると、再度脈を診て、施術が上手くいっているのか、あるいは初めに想定した病理と結果との間にどのくらいの乖離があるのかを確かめます。この時点で、ある程度の病態の深さが予想できるので、これからどのように生活、治療、こころと身体の健康管理をどう進めて行けば良いのかを一緒に考えてゆきます。

Step 6 : 治癒へ
(養生と治療方針)

提案

次回以降の生活スタイルの提案と今後の治療計画続を患者さまと共有いたします。

健康維持についてお話します。健康に近いほどご自身のみで管理が可能になります。当然ですが、病気に傾いているほど良いサポーターが必要です。我々が関わるサポートは、治療、病気の把握と説明、そしてココロがより安定してゆけるような応援と協力になります。是非、一緒に病気に向き合い、乗り越え、日々の悦びを掴んで行きましょう。